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アカモミタケ

Lactarius laeticolorus (imai) Imazeki
2007/10/28
【発生】 多い
●裏の里山ではモミが多いため秋のキノコ狩りにはメインとなるキノコ。
ハツタケが終わりになる10月中旬頃からモミの周辺に発生し始めます。
傷が付くと朱色の乳液を出しますがハツタケのような変色性はありません。
橙色で目立つようにも思いますが紅葉した葉が落ちるとうまい具合に保護色で
見難くなっていることがあるので、落ち葉を棒などで掻き分けながら探すと良いでしょう。
この付近ではアカハツと呼ばれていて、一人もアカモミタケと呼ぶ人は居ません。
アカハツは緑青などの特徴や発生時期、場所が異なり香りなども若干異なる別のキノコです。
【食毒】 食用
●基本的にハツタケと一緒ですが、ハツタケのような独特の香りがないので
塩焼きにすると一歩劣ってしまうように私は思います。
和風以外にもシチューやバター炒めなどにも良く合います。
甘辛く濃い目に煮たあとそのままの味付けで炊き込みご飯にすると絶品。
チチタケ属であるためかチチタケと同じように赤い乳液から美味しい出汁が出ますので
虫出しや汚れとりでいかに水に流さないようにするかが、このキノコを美味しく食べる
ポイントだと思います。しかしチチタケと大きく違い虫が入りやすく
傘には汚れがこびりつきやすいので多少の割り切って調理するしかないのが現状です。
採れすぎたときは虫の入っていない綺麗なものを丸ごと冷凍
または煮たものを冷凍保存できます。
煮たものを冷凍する場合は味がしみて濃くなるため薄めに味付けた方が良でしょう。



2007/10/28