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ドクベニタケ

Russula emetica (Schaeff. : Fr.) S.F. Gray
2005/7/5
【発生】 多い
●夏から秋、特に樹の種類にはかかわらず林の中、どこでも見かけることができます。
特に松林で見かけることが多くて、ハツタケ採りをしているとハツタケ以上に
発生してくれているこのドクベニタケを眺めながら「このキノコが全部ハツタケなら・・・」
と意味のないことを考えることもしばしばあります。
柄とひだは白色で傘は赤ですが雨で傘表面の赤い色が落ちやすくたまに
白っぽくなっている個体も見かけます。
また表皮が薄いせいか剥がし易く、傘は開くとうっすら条線が見えてるのも特徴です。
この近縁種で似たものがかなり一杯あるようですが正確な同定は困難です。
【食毒】 不適
●派手な赤色にドクと付く名前と強い辛味を持つために毒キノコと言われていますが
十数年前に父が試しに食べたときは辛いというだけで中毒症状は起こしませんでした。
(父の勇気ある行動に感謝!)
ただし近縁種が多く、しかも海外では中毒症状も報告されていていますので注意が必要。
辛味が強くておいしいものでもないので食べる人は居ないと思いますが一応。