フェイジョアについて
フェイジョアとは
南米原産のフトモモ科の常緑低木で日本ではかなりマイナーな果樹です。
6月頃にはなんともエキゾチックな美しい花をつけ観賞価値もあります。
実は11月前後に熟し、香りはパイナップルに似てることから
パイナップルグアバという別名もあります。
日本ではマイナーな果樹といいましたが大型のホームセンターや園芸店などでは
扱っていることもあり通販を使えばさらに入手は楽になります。
純粋な気温だけで言えば成木は-10℃近くにも耐え、当地でも栽培は問題ありません。
また、気温が30度以上になると生育が止まるそうでどちらかというと温帯果樹と言えます。
-10℃間で耐えると書きましたが寒風には弱く寒地では風除けが必須です。
フェイジョア利用法
フェイジョアは葉、花、果実を使い色々楽しむことができます。
葉は楕円形で表は深緑、裏が銀白色と非常に美しく見た目に利用価値があり
枝葉だけの販売もしているところもあるほどです。また、グアバのようにお茶としても
楽しめるそうですがこちらは情報が少なく詳細はわかりません。一度試してみようと思います。
花びらは食用になり、花自体も美しいのでサラダの飾りつけなどに利用されるそうです。
ただし過食すると具合が悪くなることもあるそうなので食べ過ぎないよう注意してください。
果実は生食のほか、果実酒やジャムにもできます。
品種について
日本で入手可能な品種は10種ほどかと思います。
自家結実性のものと不結実性のものがあります。
良く売っているのはアポロ、マンモス、クーリッジあたりで
このうちアポロとクーリッジは自家結実性がありますので一本でも実はなりますが
2種類以上植えたほうが結実率が良くなり実も大きくなるようですので
できれば2本以上育てることをお勧めします。
ただフェイジョアと書かれているものは実生の可能性が高く
実生のものは品種が定まっているものに比べて開花まで年数がかかる
結実率が悪い、果実の食味が劣るというものが多いので
受粉樹と割り切って購入する意外はお勧めできません。
また、品種名がセロウィアナというものも実生であるようです。
(フェイジョアの学名はFeijoa sellowianaになります。)