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ハツタケ

Lactarius hatsutake Tanaka
2005/10/8
【発生】 多い
●似た毒タケもなく特徴がしっかりして生える場所もはっきりしているので
キノコを覚えようとしてる人はこのキノコから覚えると良いでしょう。
私もこのキノコからキノコ採りを覚えました。
9月の中旬ごろから秋のキノコシーズンの始まりを教えてくれるキノコです。
赤松や黒松に菌根を作るので山でも海岸でも見かけることができます。
下草の少ない手入れのされている割と日照の当たるところを好むようなので
公園や庭先などでも手入れがちゃんとしてあれば発生してくれます。
傷が付くと緑青(ロクショウ)色に変色するので
ロクショウハツ、ロクショウと呼ばれることもあります。
環境破壊により年々発生量が減っていますがまだ安定した収穫が望めるキノコです。
【食毒】 食用
●昔から食タケとして親しまれてきたキノコです。
ベニタケ科のキノコなのでボソボソとしておりチチタケのような硬さもありませんが
非常に良い出汁と味香りを持ちホンシメジやマツタケと同格にされていたほどの名菌です。
お吸い物や炊き込みご飯など和風はもちろんのこと、
洋風の料理にもなかなか合いますが、中でもお勧めしたいのは
虫出しの必要のない新しい綺麗なものを汚れをふき取り、
塩とお酒をほんの少しだけたらし、オーブントースターなどで焼きます。
ハツタケの味と香りを存分に味わえる最高に贅沢な食べ方と言えるでしょう。



2007/10/11