【発生】　多い
●夏から初秋にかけてマツやモミの樹下でよく見かけることができます。
山では初秋ぐらいまでしか見られずあとはまったく姿を見せなくなるのですが
何故か海岸の松林では晩秋まで見られます。気温以外の条件も何かあるのでしょうか。
一番の特徴は傷つくと白から赤く変色しその後さらに黒く変色します。
よく似た毒キノコのニセクロハツは同じように赤く変色はしますが
黒くはならないので見分けることができます。
ひだはかなり粗いですが細かい場合はクロハツモドキだと思われます。こちらも食用。
【食毒】　食(注意)
●毎年このキノコとニセクロハツとを間違えた中毒例が出ます。
必ず黒変するものだけを食べるようにして微妙なものは絶対食べないようにしましょう。
また、このクロハツ自体も生食すると中毒するといわれているので注意してください。
食味はベニタケ科共通の脆さがありますが出汁はでますので汁物や煮物が無難な調理法。