Top > キノコ > ナラタケ

ナラタケ

Armillariella mellea (Vahl. : Fr.) Karst.
2006/10/17
【発生】 多い
●気温のまだ上がらない梅雨の初めと秋に朽ちた木の株から発生します。
柄につく白いつばと傘の縁の条線が特徴的です。
菌は樹木に対して病原性を持ち生きた木の根を枯らしてしまいますが
一方でツチアケビなど葉緑素をもたない植物には共生関係にあるようです。
こちらではオリミキ、山形の方に行ったときはモダシと呼ばれていて、
数多くの地方名があることから広範囲での人気の高さが窺い知れます。
【食毒】 食(注意)
●非常に良い出汁が出て汁物に良く使われています。
わずかにぬめりがあり滑らかな舌触りと歯切れも良いです。
しかし生食すると中毒を起こすとされるので注意が必要です。
また、食べ過ぎても消化不良を起こしやすいので
大株になってることが多いキノコですが一気には食べず
冷凍などして保存して小分けに食べるのが良いでしょう。
冷凍は虫出し後、茹でて汁のまま冷凍できます。
使うときは汁も出汁として使えて便利です。