品種データ

ブルーベリーでは珍しい斑入りの品種。豊産性。
2006年、日本に未導入のはずの品種Snowflakeがネット上の通販に突如現われて
多くのBBファンを混乱させました。問い合わせたところ日本の生産者が
ティフブルーとホームベルの実生を育てそれを増殖したもの、という返答が返ってきました。
スノーフレークという言葉は斑入りの意味なのでそのままつけたのでしょうけど
紛らわしいことこの上ないです。実際のSnowflakeは斑入りではないそうで、完全な別物。
これは生産者の無知が招いたことでありせめて販売しようとするならBB生産者としてもう少し
調べてほしいものです。自分もこれに踊らされた一人なので偉そうなことはいえないのですが。

2006年の成長

届いたときには丁度花が咲いていました。30cmスリット鉢に植え付け。
パウダーブルー、ノビリスと同じ花期なので晩生種の可能性大です。
果実の熟期も他の２種と同じでした。どうやら晩生種のようです。
果実は小粒ですが甘みはかなり強いです。ブルームは少なめ。
成長は悪くありませんが少々枝が暴れ気味です。来年の成長でどうなるかじっくり観察したいですね。
真夏に折れた枝を挿して適当に放置しておいたのですが発根しました。
挿し木はしやすく、Homebellのようにかなりの強健種の可能性もあります。
紅葉は綺麗にはならず、あまり期待できない品種のようでした。
ブッシュ状のまま育てていたのですがかなり混み合っていたので半分ぐらいに切りました。

2007年の成長

唯一の鉢植え栽培で鉢内部の温度が上がりやすいせいかオニールに次ぐ2番目の開花となりました。
斑入りの葉が非常に綺麗です。鑑賞向けとしても良い品種だと思います。
他のラビットアイ2種と同じように花の子房が食い荒らされほとんどが落ちてしまいました。
ハイブッシュ系にはまったく被害がないのが不思議です。
夏までの成長は可もなく不可もなく、といった感じでマイペースに成長しています。
今までの感じからですがそんなに強健という品種ではなさそうです。

2008年の成長

今年の開花はそれほど早くなく、パウダーブルーと同時に開花しました。
今年も綺麗な斑入りの新芽を展開しています。この品種の一番の価値はこの時期の新芽ですね。

2006年3月
ブッシュ状の樹形のためか他のに比べて木質化がかなり遅いです。成長自体は問題ないと思うのですが。