2007/5./6 コシアブラ同様小さい木を良く見かける
2007/1/27 冬芽 |
2007/4/28 膨らみだした新芽 |
2007/4/28 食べごろの新芽 |
2007/5/6 葉の質は薄くつやがある |
2007/5/27 新梢は中心から垂直に伸びる |
日本全国の山地に普通に生えて高さは5-15mほどに育つウコギ科の落葉高木です。
一般の方がタカノツメと聞くと普通は唐辛子の方を思い浮かべると思いますがこちらも正真正銘の
正式名称の樹木です。名前の由来は冬芽が尖り、鷹の爪をおもわせるからだそうです。
秋には葉がきれいに黄色く染まり美しい紅葉を見せてくれる樹木でもあります。
樹皮はコシアブラに似て灰色の滑らかなもので質は柔らかく折れやすくて割り箸、爪楊枝や
経木、マッチの柄の材などにも使われます。
葉は3出複葉ですが稀に裂け目の入った単葉になっていることもあります。葉の質は薄く光沢があり
葉脈は目立ちません。
花は5-6月頃に総状散形花序の小さな花の集合体を作り、雌雄異株で雄花か雌花のみを咲かせます。
結実後、果実は晩秋に暗紫色に熟します。
一般の方がタカノツメと聞くと普通は唐辛子の方を思い浮かべると思いますがこちらも正真正銘の
正式名称の樹木です。名前の由来は冬芽が尖り、鷹の爪をおもわせるからだそうです。
秋には葉がきれいに黄色く染まり美しい紅葉を見せてくれる樹木でもあります。
樹皮はコシアブラに似て灰色の滑らかなもので質は柔らかく折れやすくて割り箸、爪楊枝や
経木、マッチの柄の材などにも使われます。
葉は3出複葉ですが稀に裂け目の入った単葉になっていることもあります。葉の質は薄く光沢があり
葉脈は目立ちません。
花は5-6月頃に総状散形花序の小さな花の集合体を作り、雌雄異株で雄花か雌花のみを咲かせます。
結実後、果実は晩秋に暗紫色に熟します。
利用法
コシアブラと同じウコギ科の樹木であり稀にコシアブラと間違われて採られていることもある山菜です。新芽の香り、折口の香りはコシアブラに非常に良く似ていて色々利用できそうなものですが
コシアブラに比べ若干香りが薄く苦味があるため気になる方にはあまり好まれないようです。
しかし葉の質や豊富な香りと苦味の感じはヒメウコギと良く似ておりウコギご飯のように軽く茹でてから
刻んで炊き立ての白米と混ぜ、塩味で味付けすれば季節感を味わえる一杯となります。
また、苦味が気にならない方はコシアブラと同じように天ぷら、汁物、和え物、炒め物などにも使えます。
ですがタカノツメご飯が私としては一番のお勧めの食べ方になります。好みにもよりますが美味しいですよ。
コシアブラと比べ枝分かれしやすく芽も良く出すので収穫量が多くなるものコシアブラより優れた利点です。
ただしコシアブラと違い、似た芽だしの樹木が結構ありますので慣れないうちは摘んだ後に必ず
折口の匂いを確かめた方が良いでしょう。こうすれば独特の香りで間違うことはまずありません。
栽培法
基本的にはコシアブラと同じですがコシアブラよりも強い日差しに弱いようです。成木になってからも半日陰で管理をし、夏場の強い日差しは避けるようにしてください。
用土の腐植質が多く肥沃で水捌けのよう場所というのもコシアブラと変わりません。
新芽の中心部から垂直に緑色の新梢が今年の成長分となり秋には木質化してそれ以外の葉と葉柄は落葉します。
植えつけてから翌年はこの伸長がみられないことがありますが根付けばしっかり伸長し始めます。
植えてから2,3年経ってしっかり根付いているはずなのに伸長が見られないときは秋〜冬の落葉期に
根元からばっさり剪定すると春には勢い良く伸長し始めます。これで芽が出てこなかった場合は
元々酷く弱ってたという事になります。また、枝を増やすという点でも剪定は非常に重要になります。
コシアブラも同様の方法で伸長を促すことができます。
増殖法はまだ試していませんが恐らくはコシアブラと同様、または近い方法で増やせるものと思います。