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ヤマウグイスカグラ

Lonicera gracilipes

2007/4/27   小さいうちからとても花つきが良い

2007/4/9    蕾

2007/4/8    星型に5裂する可愛い花

2007/4/27   葉

2007/4/27   細かい毛が全体に生える

2007/4/9    特徴的に広がる基部

2007/6/2    実は赤く熟し甘い

日本全国の山地に生え、高さが2m前後になる落葉低木です。
葉は対生して全縁の卵型になりますが芽だし直後は葉の縁が褐色を帯びます。
花は淡紅色でウツギ系の花に似ますが綺麗に5裂して星型になりとても可愛らしい形になります。
変種のウスイスカグラは無毛、ヤマウグイスカグラには毛が生えていることで区別されます。
さらに腺毛の多い変種でミヤマウグイスカグラというものもありますが3種とも中間種も多く存在し
区別は難しいこともあり3種まとめて区別する必要がないのでは?と言う話もあるそうです。
初夏に熟す赤い実は甘みがあり食べることができます。
同じスイカズラ属のキンギンボクも似たような赤い実をつけますがこちらは猛毒と言われていますので
山で赤い実を見つけても間違えて食べないように注意してください。(中毒例は聞いた事がないのですが)
また最近果樹として売られているハスカップも非常に近い種で和名がクロミノウグイスカグラと言い
ハスカップはアイヌ語のようです。
スイカズラ科のせいかウグイスカズラと間違われることがとても多い樹でもあります。